ガラスビルのCGパース制作
2016/04/28
ガラスの壁のビルのCGパースにおける表現
今回の練習主旨はガラスの表現と海外の街の雰囲気を、CGパースでどのように表現するかということです。ガラスの表現ポイントは映りこみと環境色の関係にあります。そのため3Dソフトで画像の原型を出来上がったあとに、2Dソフトで色味や明暗さを調整し仕上げることは大事なステップになります。
ガラスといっても、種類によって映りこみの強さ、ガラスの透明度が違います。また光の方向の影響を受け、反射の程度もかわりますので、見本画像を見ながら、「この写真はどんな環境で撮られたのか?」を判断しておくと、作業のスピードが早く、次の段取りも組みやすくなると思います。
モデリングとガラスのマテリアル設定
初めに、画面の透視線を描いてモデリングを作ります。ガラスにはきれいに街の向こう側にある建物が映っているので、ガラスのマテリアルの設定では反射率を高くしました。このガラスは鏡のように周りのものが映っていますげど、よく観察するとガラスの映りこみの明度が高いところは建物の中身が見えないが、明度が低いところや影を落ちたところでは透けています。鏡と違い、透明度が高いです。
このようなガラス材質の特性をCGパースで表現するのが今回の練習のポイントなので、色んな数値を試して、一番適当な設定をします。
ガラスに映りこんだ建物は、このカメラのアングルでは本体が見えないので、似たような建物の写真Mapを張った板でガラスに映りこませて、手間がかからないようにしようと思います。そうすることでデータが重くならず、作業時間も節約できます。
光源は建物の右前方の上に設定して、一度軽くレンダリングしてみます。周りの物体はちゃんと映りこんでるかどうかや、マテリアルの数値の具合を確認しながら、調整していきます。
もし、3Dソフトの条件が限界で、ガラスの透明度と反射率ではどうしても一番望ましい効果が出ないなら、2Dソフトで補助します。そのやり方としては、ガラスあり(反射強め)の画像と、ガラスなし(透かす)の画像を両方ともレンダリングをして、2Dソフトで効果をかけることです。
ガラス面の色調と雰囲気の仕上げ
2Dソフトでガラスあり(反射強め)の画像を基層にし、ガラスなし(透かす)の画像を効果をかけて重ねます。これでガラスがちょっとだけ透かす効果を作ります。
三階以上のガラスは、強く空を反射しているので、マスクを作って、ガラスなしの効果を三階以下のガラスに保留したらいいでしょう。
空の反射は正面の一番面積が広いガラスに、空の写真を効果をかけて張ります。建物の左側に奥からグラデーションをかけて、遠近感を出します。
色調は見本写真のようにちょっと紫ぽく染めます。最後は植栽や人などの点景を配置したら完成です。
イラストレーター 黄

